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自然とともに暮らす生き方

『スマホ一つあれば生活に困ることはない』が現実のことになっていて、世界はどんどん便利になっていってますが、この調子でいったら10年後・20年後はどうなってるんだろうと考えることがあります。

雑誌WIREDの創刊編集長でマイクロソフトのビルゲイツ、アップルのスティーブジョブズ、アマゾンのジェフベゾスなど、今や世界中で知らない人を探すのが難しいくらい超有名企業のファウンダーを取材してきたケヴィンケリー曰く、10数年後の世界ではAR(現実世界に仮想空間を重ね合わせる技術)機能を搭載したスマートグラスを装着する人たちが出現し、リモートワークがより進化するだろうとのことです。

AR機能?なにそれ??って感じですが、スマートグラスをつけてGoogle mapで行き先を指定すると、目の前に矢印が出てきてその方向に進めば目的地に着くような、そんなイメージでいます(合ってるかどうかはわかりませんw)。

ヨーロッパでは手にマイクロチップを埋め込み、ショッピングや飲食の会計時には自分の手を端末にかざすだけで決済が終了するという技術が人々の間で広まっているそうで、もはやスマホも財布も持たずに済む時代がすぐそこまで来ているのかな、と感じています。

便利な世の中ってなんて素晴らしいんだろうと思いますが同時に、そんなに日常を便利にしてどうするんだろう、もう十分なんじゃないの?と思ったりもして。

日本に限った話ですがすでに何不自由なく暮らせているのに、「こんな新商品が出ましたよ!買わなきゃ損ですよ!」「まだこのサービス使ってないんですか?使わないなんて遅れてる!」と、メディアに扇動されてあれもこれもと欲しくなっちゃうじゃないですか。

必要以上にものを持って、要らなくなった(飽きた)ら捨てるというのは、どうも人間の営み・生活の本質からかけ離れてると思うんですよね。自然じゃないというか。

『もっともっと』と際限なく欲が溢れれば、お金がいくらあっても足りないですしね。

だから、どこかでその欲望の渦を断ち切らなきゃならない。

と言っても、なにも便利な世の中に逆行する必要はなくて、自分の中のバランス感覚を大事にしながら、不便を楽しむ心の余裕を持ったり、自然とともに暮らす生活を心がけてみたりすればいいだけの話です。

あるがままに生きる

先日日曜大工で家を作るというサイトをみまして、「え?家を自分で作るの?イチから?」と驚きましたがどうやら作れるようです。

家づくりは相当な時間と労力がかかるから、あまりオススメはしないと記事内にも書いてありましたが、やってできないことはないと。

素人が家を作るという発想がそもそも出てこないので、斬新で面白いな・すごいなと思ったんですが、人間以外の動物や魚や昆虫などは自分で家(巣)を作ってるので、生物的な本能として、ヒトにだって作れないことはないよなと妙に納得してしまいました。

自分で土地を購入し、適当な材木を仕入れて、時にはプロにアドバイスを受け、協力をしてもらいながらも、なにもなかった場所に少しずつ自分の城ができていく工程は、めちゃくちゃ楽しいと思います。

人にお金を払って商品やサービスを提供してもらうよりも、「自分で出来ないかな?」とやり方を模索していくのは田舎じゃごく当たり前のことで、ここ北軽井沢でも例外ではありません。

まぁ自分で家を建てちゃったというツワモノには未だ巡り会えてませんが、もしかしたらそのようなあえて不便を楽しむ人は探せばいるかもしれませんしね。

自ずから然らしむ(あるがままの)状態を自然と言います。

便利な世の中だけれども、10年後・20年後も人が生きていく上で大事なことってきっと変わらないと信じています。

あるがままの状態で自然とともに生きていく、忘れずにしていきたいですね。

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