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自分を大事にする生き方をはじめましょう

去年の11月に兵庫県の洋菓子店で過労死ラインを大きく超える労働時間を従業員に課し、労働基準監督署から是正勧告を受けていたにも関わらず改善しなかった、という事案がありワイドショーを賑わせたことは記憶に新しいと思います。

いわゆる『やりがい搾取』というやつですね。

介護職などのソーシャルワーカーや飲食店等の労働環境に根深く蔓延ってる悪習と言われていて、非常に厄介な社会問題と言えます。

なぜなら、やりがい搾取されていると気付かないと、十分な賃金や福利厚生が受けられないまま自由な時間がどんどん奪われ、自分自身を大切にしないことが常態化してしまうからです。

やりがい搾取

やりがい搾取(やりがいさくしゅ)とは、経営者が支払うべき賃金や手当の代わりに、労働者に「やりがい」を強く意識させることにより、本来支払うべき賃金(および割増賃金)の支払いを免れる行為をいう。東京大学教授で教育社会学者の本田由紀により名付けられた

「やりがい搾取」という造語は、2007年前後から本田が著書などで使い始めたことで広く認知されるようになった。ブラック企業とやりがい搾取は密接な関係にあるとされ、「やりがい」と「報酬」はトレードオフの関係にはならない

wikipedia

人は、仕事で大きな目標を達成したときや困難な問題を突破したときに「やりがい」を強く感じるものですが、自分自身を大切にせず蔑ろにしてまでやりがいを求めてしまうと、身体を壊してしまったり、精神面に不調をきたしてしまう可能性が高くなります。

最悪の場合、周りに追い詰められたり、自ら追い込んだりして、命を絶ってしまうこともあるので、やりがい搾取を産み出す職場やコミュニティの廃絶は推進されるべきですよね。

廃絶といってもそんな難しい話ではなくて、個々人が「やりがい搾取されているな」と感じたら、すぐにその環境を抜け出せばいいだけです。

ただ、抜け出すために無断欠勤の末にバックレるとか、誰かを傷つけたり、罪を犯したりするのは論外で、あくまで真っ当に信義に沿った形でやりがい搾取されている環境から脱すると。

人は環境に依存する生き物なので、自分のことを大切にしてもらえない環境(頑張りが給料に反映されない、残業代が支払われない、罵声を浴びせられる、敬われない)に居続けてしまうと、それが当たり前になります。

・自分なんてどうせダメだし、、

・所詮自分がやったってうまくいくわけない、、

 

そうやってなにかにつけて、自分自身を卑下するような扱い無意識にするようになる。

これは非常にマズイですよね。夢や希望や目標が持てなくなりますから。

本当は〇〇したいのに、そして〇〇は必ずできるはずなのに、否定的な言葉を常に頭の中でリフレインしてしまうことによって、「自分には到底無理だ」と、行動を起こす前から諦めてしまう。

別荘でもそうです。

本当は住みたい場所がある、理想の住まいがある、でもなぜかそんな想いに蓋をしてしまい、なんとなく妥協してみたり、少し嘘をついてみたり、、

自分を大切にできていないと、自分の本当の意思を言えなくなるものです。

あなたはやりたいこと(やりたかったこと)、喉から手が出るほど欲しくてたまらないもの、理想とする将来像、すぐに口をついて出てきますか?

少し考えても出てこなかったら、自分を大切にできていないサインかもしれません。

誰かが提示してくれる「やりがい」よりも、自分自身を大切にすることの方を優先する。

自分を大切にすることが、すべての始まりですよ。

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