田舎暮らしに飽きてしまった場合の対処法
一時期とあるアーティストにどハマりしていたのですが、いつからかその熱はパタリと冷めてしまい、以降全く聞かなくなったことがあります。
自分でも原因はわからないんですが、とにかく飽きてしまったんですね。
心理学的にはこのような現象のことを馴化(じゅんか)というそうです。
馴化(じゅんか、英: Habituation)とは、心理学における概念の一つ。ある刺激がくり返し提示されることによって、その刺激に対する反応が徐徐に見られなくなっていく現象(馴れ、慣れ)を指す。
引用:wikipedia
対象物への新鮮味がなくなり刺激に慣れてしまった経験は、誰しもあると思います。
狂ったように熱中していたことや大好きな食べ物であっても、毎日見て触って口に入れたりしていると「もういいや、、」となるのは仕方ないとして、これが身の回りの環境でも起き得ることは容易に看過できません。
ゲームに飽きてしまったら辞めればいいんだし、それは食べ物であっても同じ。
ですが、今自分がいる環境に飽きてしまったとしてすぐに別の環境に移れるかといったら難しいですよね。
住んでいる家・通っている学校・勤めている職場があり、各所で形成されてきた人間関係もあるのに、それらをバッと断ち切って新天地で心機一転頑張るには、乗り越えなければならないハードルがいくつもあります。
また、そのような苦労の末に、なんとか環境を変えることができたとして、更にその環境に飽きてしまったらどうすればいいのか。
ゆとりある暮らしがしたかったり、自然豊かな環境で子どもを育てたかったり、都会の空気が合わなかったりして、北軽井沢のような田舎に越してきたのに飽きてしまったという人は少なくありません。
飽きる度に環境を変えるのも手でしょうが、お金も時間もかかるので繰り返すわけにもいかない。
だったら飽きないように工夫する努力が必要です。
なにかと飽きやすい人の特徴として、『気付きの鈍さ』が挙げられます。
気付きの鈍さというのは、単一的な視点でしか物事を見られないということです。
例えば、田舎のことをろくに調べもせずに移住してきてしまい、実際に暮らしてみたら不便なことが多くて、とても快適とは言い難いと考えている人がいたとしましょう。
この経験を失敗と捉えれば「また都会に戻ろう」となってしまい、移住は本当に失敗に終わってしまう。
ですが、失敗ではなくネタとして捉えればどうでしょうか。
経験してきたことを発信すれば同じような思いをする人が減るかもしれませんし、不便が多いのなら、自分で雑貨でも食べ物でも手作りできるものにはなんでもチャレンジしてみればいい。
起きてしまった出来事を色々な方向から眺めてみると活かし方が視えてくるので、田舎暮らしに飽きてしまったときには思い出して欲しいですね。
それに、ネタとして捉えることで日々感じるストレスも少なく抑えることができますしね。
嫌なことや理不尽なことが起きると、人間どうしてもマイナスな感情やネガティブな思考に頭の中を支配されがちですが、そんな時は是非視点をズラしてみてください。
飽きたから距離を置くのも手ですが、飽きないように工夫する思考のクセづけも大事ですよ。