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別荘サブスクサービスまとめ!別荘を所有する前のお試しにいいかも?

別荘のサブスクサービスが流行ってますね。

別荘のサブスクは、定額料金を支払うことで、利用者が特定の別荘を期間限定で自由に利用できるサービスのことを言います。

このサービスは、別荘を所有したり長期間レンタルするといったことはせず、短期間の滞在や休暇、リモートワークなど様々な目的で気軽に別荘ライフを楽しむことができる点が特徴です。

サブスクにより、ユーザーは別荘にかかる高額な購入費用や、維持管理費を負担することなく、複数のロケーションにある別荘を選んで利用することが可能になります。

また、サービスによっては、家具や家電が完備されている場合もあり、手ぶらで滞在を楽しむことができます。

このように、まさに『欲しかったサービス』が登場したので、別荘のサブスクサービスは人気があるわけです。

ですが、そもそもなぜ、このようなサービスが 誕生したのでしょうか?

別荘のサブスクサービスが登場した背景

別荘のサブスクという画期的なサービスが、市場に生まれたのは下記の要因が考えられます。

  1. ライフスタイルの多様化
    • 近年、個人のライフスタイルが多様化し、一年を通じて異なる場所で過ごしたいというニーズが高まっています。
      特に、リモートワークの普及により、都心から離れた自然豊かな場所で働くことを望む人が増えています。
  2. 所有から共有への価値観の変化
    • 物を所有することよりも、体験や使い勝手を重視する傾向が強まっています。
      別荘も例外ではなく、高額な購入費や維持管理費を負担することなく、必要な時に必要な場所を利用できるサービスへのニーズが増えています。
  3. 経済的効率性
    • 別荘を所有すると、使用していない期間の維持費や税金などのコストが発生します。
      サブスクサービスを利用すれば、利用者は使用した分だけの費用を支払うため、経済的な負担を軽減できます。
  4. テクノロジーの進化
    • インターネットの普及とスマートロックなどのテクノロジーの進化により、オンラインで簡単に予約でき、スムーズに物件にアクセスできるようになりました。
      これにより、別荘のサブスクサービスの運用が容易になり、利用者にとっても利便性が高まりました。

これらの社会的、経済的、技術的な背景が組み合わさり、別荘を手軽に、そして柔軟に利用できるサブスクサービスが生まれ、人々の新しいニーズに応える形で普及してきたといえます。

個人的には、1の要因が大きいかと思います。

このブログで何度も言っていますが、コロナウイルスによりもたらされたライフスタイルの強制的な変化は、衝撃的でしたよね。

家から一歩も出られない日々が続くと、リモートワークという手法をどうしても取らざるを得ず、実際に稼働してみると意外にも従来通り仕事が出来てしまったわけです。

出勤する必要がなければ、住まいも都心にこだわる必要はありません。

一度は住んでみたかった場所に、安価で住めるようにしてくれる別荘のサブスクサービスに人気が出るのも納得ですよね。

別荘サブスクにはどんなものがある?

別荘のサブスクのサービスの一例は以下の通りです。

  1. SANU 2nd Home
  2. OURoom
  3. HafH

順にみていきましょう

SANU 2nd Home

別荘サブスクサービスの一つ目は、「SANU 2nd Home」です。

「SANU 2nd Home」は、別荘地やリゾートエリアにある物件を、サブスクリプション形式で利用できるサービスです。

月額定額料金を支払うことで会員は、SANUが提供する様々な物件に滞在することが可能になります。

このサービスは、都会の喧騒から離れた自然豊かな場所での生活を望む人々や、リモートワークを利用して働きたい人々に向けて設計されています。

料金体系
  • 月額基本料金
    55,000円から。
    平日は追加料金なしで利用可能。
  • 週末および祝前日の追加料金
    一泊一部屋あたり5,500円から。
    ピークシーズンには一泊あたり16,500円からの料金が適用されることもある。
特徴
  • 立地
    軽井沢や一宮、那須など、自然豊かな人気リゾート地に物件を用意。
  • デザイン性
    おしゃれで快適な物件を提供し、リゾート地での滞在をより豊かなものに。
  • 利用の柔軟性
    会員は事前予約により、空室状況に応じて自由に物件を利用できる。家族や友人との滞在も可能。
向いている人
  • 休暇を楽しみたい家族
    自然の中でゆったりとした時間を過ごしたい家族に適しています。
  • リモートワークをする個人
    静かで落ち着いた環境で仕事をしたいリモートワーカーに最適。
  • 新しい生活スタイルを求める人々
    通常の生活圏外で、異なる環境や文化を体験したい人々に対応。

平日は追加費用なしですが、週末や祝前日には追加料金が必要になってくるのは、ちょっとイタいかもしれませんね。

有名な別荘サブスクサービスですので、利用を検討される方は選択肢の一つとして検討してみると良いでしょう。

OURoom

別荘サブスクサービスの二つ目は、「OURoom」です。

「OURoom」は、別荘やリゾート物件をサブスクリプション方式で提供するサービスで、固定費を最小限に抑え、実際に利用した分だけを支払うという特徴があります。

このサービスは、特に使った分だけ支払いたいというニーズを持つユーザーに向けて設計されています。

料金体系
  • 月額基本料
    1,000円

    • これはサービスの基本的な利用権として毎月支払われます。
  • 実際の利用料金
    物件の利用に応じて追加で支払います。

    • 利用した物件や期間に応じて、その都度利用料金が発生します。この料金は物件ごとに異なり、詳細はOURoomのプラットフォーム上で確認できます。
特徴
  • 柔軟性
    OURoomの最大の特徴は、利用者が実際に利用した分だけを支払う点にあります。
    これにより、ユーザーは自分の生活スタイルや予算に合わせて、物件の利用を計画できます。
  • アクセスの良さ
    OURoomでは、都心から1.5時間から3時間程度の距離にある物件を提供しています。
    これにより、週末の小旅行や短期間のリモートワークなど、気軽に利用することが可能です。
  • 利便性
    物件には家具や家電が完備されており、手ぶらで滞在できる準備が整っています。
    また、スマートロックを使用したセキュリティシステムにより、利用者はスムーズにチェックイン・チェックアウトが行えます。
向いている人

OURoomは、休日にリゾート地で過ごしたい人、週末を利用してリフレッシュしたい人、リモートワークで異なる環境で仕事をしたい人など、様々なニーズを持つユーザーに適しています。

また、固定費を抑えたいと考えるユーザーにとっては、最適な選択肢になると思います。

料金体系がいいですよね。

利用者が自分のライフスタイルや、予算に応じて柔軟に別荘生活を楽しめるようにすることを目的としているOURoomは、使った分だけを支払えばいいので、不要な出費を抑えつつ、別荘体験することが可能になっています。

HafH

別荘サブスクサービス最後は、「HafH」です。

「HafH」(ハフ) は、世界中のホテルやゲストハウス、コワーキングスペースなどを定額で利用できるサブスクリプションサービスです。

HafHの料金プランは利用者のニーズに合わせて複数用意されており、以下のような特徴があります。

料金体系

1. Newスタンダードプラン

  • 月額
    9,800円
  • 提供内容
    月6泊分の300コインが配布され、翌月に繰り越すことも可能です。
    世界中の加盟施設を利用できます。

2. ライトプラン

  • 月額
    6,980円
  • 提供内容
    月4泊分の200コインが配布されます。こちらもコインは翌月に繰り越せます。

3. フルサブスクリプションプラン

  • 月額
    29,800円
  • 提供内容
    最大30泊まで滞在可能で、全世界のHafHネットワーク施設を自由に利用できます。

「コイン」という見慣れない言葉が出てきましたが、これは飛行機でいうマイレージみたいなものだと考えておいてください。

HafHのサービスでは、宿泊施設によって、必要なコイン数が異なります。

そのため、利用する施設や宿泊日数によっては、プランに含まれるコインでカバーできる範囲が変わります。

また、不使用のコインは翌月へと繰り越せるため、計画的に利用することでより多くの滞在を楽しむことが可能です。

さらに、HafHでは、コワーキングスペースの利用も含まれている場合が多いため、仕事と休息を組み合わせたライフスタイルを望むユーザーにも適しています。

特徴
  • グローバルネットワーク
    HafHは世界各国に提携施設を持ち、国内外を問わず多様な場所での滞在が可能です。
  • 柔軟なプラン
    利用者は自分のライフスタイルや旅のスタイルに合わせて、複数のプランから選択できます。
    月額料金はプランによって異なり、利用可能な宿泊日数やサービスの内容も変わります。
  • コインシステム
    HafHでは、利用料金を「コイン」という単位で管理します。
    月額料金に応じてコインが付与され、宿泊施設の予約にはこれらのコインを使用します。
    コインは繰り越し可能で、計画的に利用すればより多くの滞在を楽しめます。
  • コミュニティの形成
    HafHは宿泊施設の提供だけでなく、利用者同士のコミュニティ形成にも力を入れています。
    定期的なイベントやミートアップを通じて、同じ価値観を持つ人々との交流の場を提供しています。
  • 柔軟な利用条件
    休会や退会が柔軟にできるため、利用者は自分の生活スタイルや経済状況に合わせてサービスを利用できます。

HafHは、伝統的な旅行や宿泊の概念を超え、新しいライフスタイルの提案として注目されています

移動を多くするビジネスパーソンやデジタルノマド、さまざまな場所で暮らしたいと考える人にとって、柔軟性とコミュニティを兼ね備えた魅力的なサービスだと思います。

まとめ

別荘サブスクサービスについてみてきました。

一部の富裕層の特権的な持ち物というイメージが強い別荘ですが、時代の流れとともに、一般庶民にも手が届きやすい価格に変遷したのは興味深いですよね。

別荘サブスクは、まさに現代の住まい・暮らしのトレンドです。

東京に拠点を置くYAMATO Hotel & Residence株式会社が展開する、『Village X』という別荘サブスクサービスを見るに、その勢いがよく分かります。

2024年には、軽井沢・河口湖・湯河原・館山と四つの別荘をオープンするとか。景気がいいですね。

別荘サブスクサービスへの新規参入業者は今後も増えると思います。

もはや一つの住まい・固定化された暮らしというのは古い概念なのかもしれません。

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