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別荘の困りごと『水回り』を語っていく

別荘は普段使わないからこそ、水回りの管理がかなり重要です。

住んでる家なら毎日水を流すから問題になりにくいですけど、 別荘は長期間使わないと、水道管の中に水が溜まったままになって、それが原因でサビたり、変な臭いが発生したりしますからね。

気づいたときには手遅れになってることが多くて、 蛇口をひねったら赤茶色の水が出てきた… なんてことも普通にあるんです。

水回りの放置はかなり危険!

特に 鉄製の配管を使ってる古い別荘だと、サビが水に混ざって「赤水」が出たり、サビが配管の内側にこびりついて水圧が落ちることがあります。

最悪、詰まって修理が必要になったり、水道管ごと交換しなきゃいけなくなるから、放置は絶対NGです。

定期的に水を流してサビを防ぐことが大事なのですが、毎週別荘に来るのは現実的じゃないですよね。

だからこそ、 管理会社に巡回してもらって水を流してもらうのが確実ってことです

それと、怖いのが水の腐敗。

水道はしばらく使ってないと、水道管の中の水が動かないままになって、 微生物が繁殖して変な臭いが発生することがあるんです

特に、 夏場は気温が高くなるから、水がぬるくなって細菌が増えやすいので、久々に別荘に行って、「なんか水が生臭い…?」 と感じたら、それはもう配管の中で何かが起きてるサイン。

こうなると、配管の洗浄が必要になって余計なコストがかかるから、そうなる前に 定期的に水を流して、新鮮な水を循環させておくのがベストです。

で、 もうひとつ気にしておくべきは排水溝!

別荘に久しぶりに行くと 「トイレが臭い」 ってなることがありますけど、これの原因は 封水切れです。

封水というのは、排水トラップに溜まってる水のことで、これが フタの役割をして下水の臭いが上がってくるのを防いでるんです。

でも、 長期間水を流してないと、この封水が蒸発して、下水の臭いがダイレクトに上がってきちゃうってわけです。

対策としては、「排水トラップに少し水を入れておく」 ことが基本なんだけど、それでも蒸発しちゃうことがあるから、定期的に水を流して封水を維持するのがいいですね。

凍結にも要注意!

水道管は冬場の凍結にも要注意です。

結構シャレにならないですからね。

特に北軽井沢のような寒冷地にある別荘は、冬の間ずっと空き家になることが多いからこそ、しっかり対策しないと「春になったら水道管が壊れてた…」なんて悲劇が起こります。

気温が マイナス4℃を下回ると、水道管の中の水が凍結するリスクが一気に高まるんですけど、特に危ないのは、外に露出している配管や、床下・屋根裏・壁の中に通っている水道管です

こういう場所は断熱材がしっかり入ってなかったり、風が吹き込んで外気温にダイレクトにさらされたりするから、気温が氷点下になると あっという間に水が凍ってしまいます。

しかも、凍るだけならまだいいんですけど、 水が氷になると体積が膨張するから、配管の内側に強い圧力がかかって、最悪の場合「パンッ!」と破裂する んですよね。

これが本当に厄介で、 破裂した瞬間に気づければまだマシなんだけど、問題は「氷が溶けたとき」です。

気温が上がって水道管の氷が溶け始めると、破裂した部分から一気に水が吹き出して、床や壁が水浸しになる っていう最悪のシナリオが待ってる可能性も。

実際に、管理を頼まれてない別荘で起きたケースだと、春になって久しぶりに別荘に行ったら、床一面が水浸し、天井からも水がポタポタ落ちてきてる状態だった なんてこともある。

水道管が破裂して数ヶ月間ずっと水が漏れ続けてたせいで、フローリングはブヨブヨに膨れ上がり、壁紙は剥がれ、家全体が湿気とカビまみれ

結局、修理に100万円以上 かかったっていう笑えない話もあるくらいですからね。

どうやったら防げる?

水道管の凍結防止策は、冬になる前に水抜きをしっかりやることです。

基本中の基本ですね!

水抜きは、実は意外と難しくて、やり方を間違えると意味がないどころか、逆に凍結リスクを高めることもあるので、正しい手順をチェックしておきましょう。

  1. 元栓(止水栓)を完全に閉める(ここをちゃんと閉めないと、水がどんどん補充されてしまう)
  2. 家中の蛇口を全部開ける(空気を入れて水が抜けやすくするため)
  3. 配管の低い位置にある排水栓を開ける(水道管の中に残っている水を完全に抜く)
  4. トイレの水も抜いて、タンクの中の水まで空っぽにする(これを忘れるとタンクの水が凍って割れることがある)
  5. 給湯器の水も抜く(これをやらないと、給湯器の中の水が凍結して配管が破裂することがある)

ちょっと複雑ですが、手を抜かずにやりましょう。

やったつもりが一番危険です。

水抜きをしたつもりでも、配管の中に水が残ってると、そこが凍って破裂する可能性がありますからね。

特に床下や壁の中の配管は、水が残ってても目に見えないから厄介です。

あと、「水抜きしたのに凍結した!」というケースの原因で多いのが、排水栓の開け方が不十分だったり、配管内の空気がうまく抜けてなかったりすること。

だから、ちゃんと水が抜けたかどうかを確認するのが大事ですよ。

万全の凍結対策をするなら?

水抜きだけじゃなくて、プラスαの水道管凍結対策 もやっておくと安心です。

水道管の凍結防止ヒーターを設置する
寒冷地の別荘では、電熱線のヒーターを水道管に巻き付けて凍結を防ぐという方法もある。

電気代は多少かかるけど、水抜きし忘れたときのリスクを考えたら安いものです。

元栓を閉めた後に、水道管の中の圧を抜くために蛇口を少し開けておく
完全に閉めちゃうと、配管内に残った水が膨張したときに圧力がかかって破裂しやすくなるので、空気の逃げ道を作るために、ちょっとだけ蛇口を開けておくのもいいですね。

不安なら管理会社に任せる!

結局のところ、「ちゃんと水抜きできてるか?」を素人が判断するのは難しいし、ちょっとしたミスで数十万円の修理費がかかるリスクを考えたら、最初からプロに任せたほうが確実です。

水抜き作業はもちろん、定期的な巡回で凍結の兆候がないかチェックしてもらえば、冬でも安心して別荘を空けられますよ。

「うちはあったかい地域だから大丈夫でしょ?」って思ってるそこのあなた!油断禁物です。

寒冷地じゃなくても、「今年は異常気象でいつもより冷え込んだ」なんてことは普通にあるし、1回でも氷点下になると危険なことに変わりはありません。

だからこそ、別荘の水回りは「自分でやればいいや」じゃなくて、「プロの手を入れて確実に守る」ことが大事!

春になってから泣かないためにも、冬のうちにしっかり対策しておきましょう!

まとめ

結局、水回りって 「使わないこと」自体がトラブルの原因 になります。

だから、「たまに行って対処する」じゃなくて、「定期的に管理の手が入る」ことが重要だと思います。

自分でできる対策もあるけど、 水道管のサビ、凍結、異臭、排水溝の封水切れ、凍結対策 と、管理することが多すぎて正直めんどくさいし、ミスったら修理費用がかさむだけ。

だからこそ、 プロに任せておけば、余計なトラブルを未然に防げて安心なんです。

別荘は「非日常を楽しむための場所」 なのに、水回りトラブルで「うわ、最悪…」となるのは本当に悲しいこと。

そうならないように、ちゃんと対策しておきましょう!

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