別荘購入を迷っている人へ
別荘を所有している方に「なぜ別荘を購入したんですか?」と聞いてみると、様々な答えが返ってきますが、よく耳にするのが主に以下の二つです。
理想とする暮らしを叶えたかったから。
その別荘がある地域や周辺環境が好きだ(気に入った)から。
別荘は安い買い物ではありませんし、しっかりと情報を集めて、実際に別荘がある地域に足を運ぶのは当たり前ですが、それ以上に自分の叶えたいビジョンを徹底して突き詰めるという作業がもっとも大事なんですね。
人はいつの間にか周囲の環境に迎合して、自分の意思を心の中にしまいがちです。
小中高と進学して「大学に行くか、就職するか」は在籍している高校(コミュニティ)の雰囲気や集団意識に大きく左右されますよね。
工業高校にいるのに「将来は大学進学を考えてる」なんて言ったら、それは少数派ということです。
で、高校側も大学進学のための情報のストックが少ないわけですから、教師に「いやいや普通に就職したほうがいいんじゃないか?」と打診され、周囲の人間にも同じように説得されて「やっぱり就職しようかな、、」と考えを改めてしまうことは十分あり得る話で、それは社会人になってからも同様です。
- 本当は湘南に住みたいけど、通勤時間を考えると都内に住むのがベターかな、、
- 転職したいけど親や、先輩・上司に反対されたからやめとこうかな、、
- 脱サラしてレゴクリエーターになりたいけど家族を養えるか不安だから考え直そう、、
別にレゴクリエーターじゃなくてもいいんですがw、そのように、まだやってきてない未来を勝手に想像して不安を感じたり、見えない雰囲気・読めない空気を察して、自分の意思をグッと押し殺してしまうのに慣れてしまうと、自分が本当は何をしたかったのか、何を望んでいたのかがわからなくなるもの。
だから、自分の意思や理想をなんの迷いもなく言語化するのはめちゃくちゃ大変なんですよ。今までやったことのない作業をするんですから、脳に負担をかけて、たっぷり汗をかきながら思いや考えを絞り出さなきゃなりません。
ただ、理想が一度明確になってしまえば、その後「じゃあその理想を叶えるためにどう行動すればいいのか」はかなり楽になります。
なので、荒削りでもいいので、早いうちに自分の希望や理想像を考え始めることをおすすめします。
「なぜ別荘を購入したのですか?」に対する、二つ目の答えの “その別荘がある地域が好きだから購入を決めた” という意見もいいですよね。
別荘だけじゃなくて地域ごとまるっと好きになったら、実際に住み始めてからの生活がさらに充実するでしょう。
あやめヶ原別荘地がある北軽井沢は、実は戦前から存在していて、100年以上の歴史をもつ由緒ある地域なんですよ。
大正時代に東京帝国大学(現在の東京大学)の教授たちが北軽井沢地区に大学村を造り、それ以来、小説家の大江健三郎や詩人で著名な絵本作家でもあった谷川俊太郎などをはじめとした、多くの学者や文化人に愛されてきました。
軽井沢は、東京24区と喩えられるようにビジネスマンの避暑リゾート地の印象が強いですが、北軽井沢は、学問研究や創作活動に勤しむ人たちの憩いの場として発展してきたと言って良いと思います。
華やかさとステータスを求めるなら軽井沢、静けさと人里離れた自然豊かな森の暮らしをじっくり味わえる時間を求めるなら北軽井沢と、それぞれブランドイメージがありますから、別荘の購入の際には参考にしてみてください。