【結論】別荘のリフォームにローンは使えます

私たちが管理している北軽井沢のあやめヶ原別荘地は、自然豊かな森の中にあり、四季を通じて様々な色濃い表情を見せてくれるので、それはもう魅力的な場所なんです。
が、廃屋同然の物件がチラホラ別荘地内に点在していて、若干景観を損ねているのが現状としてありまして。
なんとかしないといけませんね。
人が居なくなった住まいは朽ちていくスピードがとても速いんですよ。
ドアや窓の開け閉めを全くしなくなるので、換気ができず、そのため室内にこもった湿気が建材の腐食を促進してしまうんです。
カビが生育するには絶好の環境になってしまい、結果として劣化が早まると。
別荘は普段からずっと住み続ける生活拠点ではありませんから、なおのこと傷みやすいんです。
北軽井沢はバブル期に建てられた別荘が多くあって、そのほとんどは目を向けられないほどの状態になってしまっていますが、中にはそんな物件を欲しいというお客さんもいらっしゃって。
廃墟さながらの物件を格安で購入し、業者に依頼をかけて住めるレベルにまで復活させたり、ご自身でセルフリノベーションをしたりするそうで、なるほど賢いなと思います。
安い別荘なら数十万、場合によってはタダという物件もあり、それらを200-300万ほどの費用をかけてフルリフォームすれば費用対効果は大きいですよね。
ただ、毎日の生活費と万が一のための貯金とは別に、100万単位のお金を用意することは中々難しいと思います。
物価上昇に加えて電気などのインフラ使用料も上がってますし、増税の機運も高まってますからね。
それでも古くなった別荘を手に入れてリフォームを施したい場合は、ローンを利用してみてはいかがでしょうか。
セカンドハウスローンをフル活用してみよう
意外かもしれませんが、別荘のリフォームにはセカンドハウスローンを使うことができます。
セカンドハウスとはその名の通り『第二の家』という意味で、日常生活を送る住まいとは別に、定期的に訪れる居住のための物件を指します。

セカンドハウスローンは通常の住宅ローンと比べて固定金利が2〜3%と高かったり、審査基準が厳しかったり、所得税控除などの節税効果が認められないといったデメリットがありますが、団体信用生命保険が利用できるといったメリットもあります。
ですので、別荘の購入の際には是非検討をお願いしたいのですが、このローンを使ってリフォームを行うということです。
自由度の高いセカンドハウスローンですが、取扱金融機関が下記のように少ないという点は注意が必要です。
・ARUHI「フラット35」
・イオン銀行「イオン銀行セカンドハウスローン」
・みずほ銀行「みずほセカンドハウスローン」
・三菱東京UFJ銀行「セカンド住宅ローン」
この他にも住信SBIネット銀行が「単身赴任中の住居」や「子どもが通学用として利用する住居」と認める場合には、セカンドハウスローンを適用するといった条件を設けているケースもあります。
ローンの使用を検討しているのであれば、上に掲げた金融機関に問い合わせてみてくださいね。
無論、手持ちの資金を確認し余裕をもった返済計画を忘れることのないようにお願いします。