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北軽井沢での田舎暮らしの経験が子どもの人生を豊かにする

北軽井沢がある群馬県長野原町では、移住者向けに空き家バンク事業を行なっています。

空き家バンクは行政が主体となって町内にある空き家を有効活用し、移住者・定住者の増加を促すもので、高齢化や過疎化が進む自治体にとっては画期的な事業といえます。

都会に住んでいるけれど田舎暮らしがしたい人と、もう使っていない空き家に住んでほしい人とのマッチングを促すということです。

便利なサービスですよね。

移住者が殺到「0円空き家バンク」の仕組みとは?夢のマイホームと田舎暮らしが0円で実現 トイレも広々きれい!富山」という記事にもありますが、タダで空き家に住んでもらおうという太っ腹な町もありますし。

実際に記事を読んでみると、移住された方は30代の男性で、奥さんと小学生の娘さんと三人でのんびり暮らしているようで、食事も美味しいと田舎暮らしに満足されている様子。

無論「まだ移住して数ヶ月だけだからそんなこと言えるんだ!」とか、「田舎暮らしのメリットばかり強調されていてどうなの?」とか、辛辣なコメントもちらほらあります。

私は田舎暮らしは良いと思います。

一生に一度、不便な地方で暮らすことで人生が確実に豊かになりますからね。特に家族連れの方には最適です。

もちろんお子さんがいらっしゃる方は教育面が心配だと思いますし、この点は確かに都会に比べて目劣りする部分があるので、否定はしません。

ただ、子どもが生まれて間もないファミリーには田舎は最高の環境ですよ。

田舎は空気がキレイ

北軽井沢を例に挙げてしまいますが、まず人や車の絶対数が少なく、標高も1,000m以上と高いので空気がキレイなんです。

自動車の排気ガスや、埃・化学物質などの不純物が多く混入した都会の空気に比べて、北軽井沢のそれは清々しくスカッと感じます。森林も多いですし浄化効果もあると思います。

空気がキレイだと風邪もひきにくくなりますしね、北軽井沢へ移住してきて喘息が治ったという人もいるんですよ。

自然が身近にある

次に言わずもがなですが、大自然にすぐに触れられる環境があります。

幼児期(一歳〜五、六歳)は人格の基盤を形成する重要な時期と言われてますよね。

その時期に、自然と触れ合うことは子どもの五感を大いに刺激し、好奇心を存分に育んでくれます。

大人になってから大事になってくる発想力や想像力の素地が、自然のなかで遊ぶことで勝手に身に付くんですね。

水や土をはじめ、様々な生き物に直接触れることで身体の機能や情緒を健全に発達させる機会が田舎には目の前に広がっていますから、子どもの成長にとってもってこいな環境なわけです。

 

文科省のデータによると、近年他者との関わりが苦手な子どもが増えているようです。

子ども達が、うまく対人関係を築けずいじめたりいじめられたり、孤立化してしまったり、自己中心的な態度が目立ったり、気に入らないことがあると暴れたりといった要因の一つに、自然との触れ合いが足りないからではないか?という指摘もある。

自然と触れ合う、自然の中で遊ぶという行為は共生という意識を植え付けてくれます。

自分は一人ではない、人はひとりでは生きられない、どんな小さな生き物にも命があるといった、根本的な理を実地で学べるのは田舎暮らしをすることの最大のメリットと言えるでしょう。

自分の頭で考え実践する力が身につく

最後に、子どもに限った話ではないですがクリエイティビティが鍛えられます。

田舎はとにかく何もかもが足りないし、都会に当たり前にあるものがなかったりする。

だったら(無かったら)作ってしまえばいいじゃんという簡単な話ですね。

 

子ども向けの塾がないから個別指導で数学や英語を教えている人もいますし、パソコン教室やスマホ教室がないから空きスペースを借りて事業を始めている人もいます。

その他、オーガニック料理教室や手作りパン教室、カフェや副業が学べるスクールなど熱意ある人が様々な分野で創造性を発揮しているのは、田舎ならではなんじゃないでしょうか?

今あやめヶ原で動き始めているプロジェクトもそうです。

なんでも自分でやってみる、解決に向けて動いてみる、そんな頭を働かせる試行錯誤の萌芽が北軽井沢にはゴロゴロ転がっています。

このように、考えて行動する力がグングン身に付くのは子どもにとって良い教育の場だと思いますよ。

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