田舎暮らしは資金ゼロでも可能?そんなに甘くないです

物価高が続きますね。
日用品をはじめとする生活必需品が以前より高くなっていて、正直驚いてますがまぁ仕方ない。買わなきゃ生活が立ち行かなくなりますからね。
大増税時代待ったなしで財布のヒモは硬くなる一方ですが、見方を変えれば良いことでもあると思っていて。
というのも、なにかモノを買うときに本当に必要なものかどうか?と自分に問い掛ける機会が増えたじゃないですか。なにしろ商品一つ一つが高くなってきているので。
結果として余計なものを買わなくなった人って結構多いと思うんですよね。

今の自分の生活に欠かせないものしか買わなくなったことで、無駄買いが減り、むしろ貯金が増えたなんて人が身近にいるので、値上げラッシュはそんな悪いことでもないのかなと感じています。
いかに生活費を抑えるか?は私たち庶民にとっての永遠のテーマです。
田舎暮らしは都会のそれに比べて、生活費を安く抑えることができると考えて地方に移住してくる方は多くいらっしゃいます。
中には手持ちのお金が全くゼロの状態で来られる方もいますが、まぁあまりオススメはできないですね。
確かに田舎は家賃が安いです。
例えば、長野原町が所有する町営団地は北軽井沢に二棟ありますが、3LDKの76平米で家賃は30,000円をきります。
民間が経営するアパートもいくつかあって、2DKで相場が30,000〜50,000円ほどなので、関東中心圏の家賃に比べると倍近く出費が抑えられる計算です。
なので生活拠点にかかるお金はだいぶ少ないと言えます。
が、田舎暮らしに車は必須。
一家に一台どころか一人一台のレベルで車がないと何もできないので、車がない人は手持ち資金がゼロだとこの時点でアウトです。
そして車が必須なのでガソリン代も毎月降りかかってきます。
燃費のいい軽自動車でも月に5,000円から10,000円はみておくべきで、普通車だったらより多く見積もっておく必要があります。
それと忘れてはならないのがガス代です。
北軽井沢は基本的にプロパンガスなのですが、これがまた高いんです。。
夏の間は使用頻度は少ないので、そこまで家計を圧迫することはないのですが冬場の料金がだいぶエグくて、月に2〜30,000円はかかってくると思っておいてください。
また、日用品を買うにしても大型のスーパーは車で一時間弱かかりますし、近隣の地元の方がやっているスーパーもあるにはありますが大手の資本ではないので、置いてある品物は割高です。
北軽井沢に限った話ですが、日用品の買い出しもなにかとお金がかかるというわけです。
もっとも北軽井沢は高原野菜のメッカで、夏の間は新鮮野菜がかなり安く買えるので、その点は嬉しいですけどね。タダで野菜を譲ってくれる方もいますし。
ということで、資金が全くない状態で勢いだけで田舎に来るのは些か無謀だと考えます。
ただ、北軽井沢がある長野原町は移住支援を行なっており、条件を満たせば60〜100万円の支給してくれますので、お金がないけれど田舎暮らしをしてみたいという方は積極的に活用してみるのも良いと思います。