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中古別荘は湿気との戦い?購入前にチェックすべき3つのポイントとDIYリフォームの限界

「500万円の中古別荘を買って、週末に自分たちでDIYリフォームしながら楽しみたい」

そんな方は少なくありません。

YouTubeやSNSでは、ボロボロの古民家をおしゃれに蘇らせる動画が人気ですが、ここ北軽井沢においては、そのイメージだけで飛びつくと大火傷をします。

なぜなら、北軽井沢の物件には、都会のマンションには存在しない2つの魔物が住んでいるからです。

それが、湿気(カビ)と凍結です。

表面の壁紙が綺麗な物件でも、床下や壁の中が湿気で腐っていたり、給湯器が凍結で破裂していたりすれば、購入価格以上の修繕費がかかることも珍しくありません。

今回は、北軽井沢に拠点を構える私が、物件内見時に必ずチェックすべき建物の急所と、素人が手を出してはいけないDIYの境界線について解説します。

北軽井沢の別荘は湿気との戦い

まず、前提知識を共有します。

北軽井沢は高原リゾートであり、夏は涼しいですが、それは霧(霧氷)が発生しやすい環境であることと表裏一体です。

特に、別荘は「人が住んでいない期間」が長いため、窓を閉め切った室内には強烈な湿気がこもります。

築年数の古い物件は、現代のような24時間換気システムが義務付けられていないため、空気が循環せず、カビの温床になりやすいのです。

森の中で深呼吸しようとドアを開けたら、カビ臭くて息ができないなんて悲劇は避けなければなりません。

内見時に絶対見るべき三つのこと

不動産屋の案内で物件を見る際、部屋の広さや日当たりよりも優先して確認すべきポイントがあります。

① カビの臭いを嗅ぐ

玄関を開けた瞬間、「墨汁のようなツンとする臭い」や「古本のような埃っぽい臭い」がしたらまずアウトですね。

見た目が綺麗でも、その臭いがしたら、壁紙の裏や畳の下に黒カビが繁殖している可能性が高いです。

「換気すれば消えますよ」という営業トークを鵜呑みにしてはいけません。カビの根は深く、断熱材の交換(数百万円コース)が必要になるケースもあります。

② 床下の通気口と地面の状態

建物の基礎部分(コンクリート)にある通気口を見てください。

ここに雑草が絡まっていたり、荷物で塞がれていたりしませんか?

また、建物が斜面に建っている場合、上流から流れてきた雨水が床下に溜まっていないか確認してください。

床下の湿気は、土台(木の柱)を腐らせ、シロアリを呼び寄せます。

③ 水回りの凍結履歴

洗面台の下やトイレのタンク、給湯器周りを見てください。水漏れの跡や修理した形跡はありませんか?

前のオーナーが水抜きに失敗して水道管を破裂させていた場合、配管全体にダメージがいっている可能性があります。

DIYでやっていいこと・ダメなこと

「安く買ってDIYで直す」は素晴らしい発想ですが、寒冷地には、素人が触ると命取りになるラインがあります。

作業箇所 DIY難易度 北軽井沢での注意点
壁の塗装・壁紙 ◎ (推奨) 湿気に強い「漆喰」や「珪藻土」を塗ると、調湿効果で快適になります。
ウッドデッキ ◯ (可能) 防腐塗料を毎年塗るメンテナンス自体が楽しみの一つです。
水回り・配管 × (絶対NG) 水抜き構造は特殊です。勾配を間違えると水が抜けず、冬に一発で破裂します。
給湯器・ガス × (法令違反) 資格が必要です。寒冷地仕様(凍結防止ヒーター付)の選定もプロに任せるべきです。
屋根・雨漏り × (危険) 雨漏りは原因特定が困難。素人がコーキングで塞ぐと、かえって水が抜けず悪化します。

こうやってみると、「目に見える部分(化粧)」はDIYで楽しむ。「機能部分(水・電気・ガス)」はプロにお金を払う。

この線引きが、トータルコストを抑えるコツです。

土地の管理がしっかりされているかをチェックする

手前味噌になりますが、中古物件を探すなら、管理体制のしっかりした別荘地(あやめが原など)をおすすめする理由があります。

それは、不在時の管理です。

あやめが原のような管理別荘地では、定期的に管理スタッフが別荘地の見回りを行っています。

ですので、倒木が建物に当たっていないか、草が伸びすぎていないかなど、建物を傷める原因が放置されにくいんです。

また、区画ごとの排水整備がしっかりしているため、床下に水が溜まるリスクも、原野にポツンと建つ別荘より遥かに低いです。

建物の寿命は土地の管理で決まりますからね。

中古別荘購入に関するFAQ

Q. 北軽井沢の別荘のリフォーム費用はどれくらい見ておくべきですか?

A. 最低でも物件価格+500万円〜は見ておきましょう。

寒冷地特有の断熱改修や水回りの凍結対策、そして屋根の塗装などが必要です。特に給湯器やストーブなどの設備機器は、寒冷地仕様の高価なものが必要になります。

Q. 湿気対策で最も効果的なリフォームは何ですか?

A. 床下換気扇と調湿材の設置、そして24時間換気です。

物理的に空気を動かすのが最強のカビ対策です。また、不在時でもソーラー電源で回る換気扇などを導入すると、電気代をかけずに空気を循環させることができます。

別荘は管理が重要

中古別荘選びで大切なのは、築年数でも広さでもなく、「前の持ち主と、その土地の所有者が、どれだけ建物を愛していたか(管理していたか)」を見抜くことです。

安さに釣られて、湿気だらけの「負動産」を掴まないようにしてくださいね。

まずは、管理の行き届いた弊社にご連絡ください。

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