別荘でWi-Fiを使う方法は3つ!それぞれの特徴やメリットは?
別荘を購入したら、テレワーク、音楽・動画配信サービスなどを快適に利用するために、インターネット環境の導入を検討したくなるのではないでしょうか?
ですが、光回線やポケットWi-Fiなどの選択肢がある中で、どのサービスが一番自分に合っているか、迷っている方は多いと思います。
そこで、本記事では、別荘でWi-Fiの利用を検討しているあなたに役立つ情報を紹介しています。
【この記事で紹介している内容】
- 別荘でWi-Fiを利用する3つの方法
- 利用法別のメリット・デメリット
- 利用前に確認しないと損する落とし穴
「光回線は高速で利用できる一方、月額費用が高い」といった、各回線の特徴を解説し、あなたにとって最適なWi-Fi環境が見つかるヒントを紹介しています。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
別荘でWi-Fiを利用する方法は三種類
別荘でWi-Fiを利用するには3種類の方法があります。
- 光回線工事を行い、別荘内に光回線を引き込む
- ホームルーターを利用する
- ポケットWi-Fiを利用する
それぞれ異なる特徴をまとめたものが、次の表となります。
どの接続方法が最適なのかは、あなたが別荘を利用する頻度や、サービスの提供エリアなどで変わってきます。
ご自身の仕事や趣味の関係で、常時インターネットを利用するような場合には、安定した速度が確保できる光回線がおすすめです。
逆に、半年に一回程度しか別荘を利用しない場合は、ポケットWi-Fiをレンタルすることでコストを抑えられます。
別荘でWi-Fiを利用するには3つの方法があるということを理解し、それぞれの特徴を比較した上で、自分に合った回線を選択することが大切です。
光回線の特徴とメリット・デメリット
別荘でWi-Fiを利用する方法の一つ目は、光回線です。
光回線を開通させる方法が別荘でWi-Fiを利用する際にはもっともオススメです。
というのも、光回線は速度が速く、高画質の動画であってもストレスなく視聴可能だからです。
また、速度が安定している点もメリットであり、常時接続が必要なリモートワーカーなど、安定して通信できる環境が必要な方にとってはマストと言えます。
デメリットとしては回線利用のために、開通工事が必要な点です。
一般的に光回線の工事を依頼してから開通までの期間は1~3週間ほどです。
しかし、別荘所在地によっては工事の申し込み状況などにより、期間が延びる場合もあります。
別荘の利用期間と回線の開通時期を合わせたいのであれば、逆算して日程調整する必要があります。
たとえば12月に別荘を利用する予定があるなら、10月に申し込みを行えば工事を含めて予定の日時までに利用できるようになるでしょう。
また、光回線の月額料金は平均4,000円~6,000円であり、コスト面でも家計への負担が大きい点もデメリットといえます。
別荘で光回線を利用する場合は、次の3点を意識しましょう。
- 別荘の利用頻度
- 仕事や利用したいコンテンツ(大容量の動画配信など)
- 月額料金などコスト面
光回線は、別荘の利用時間が長い方や、仕事などで高速かつ安定した環境が必要な方にオススメの方法です。
ホームルーターの特徴とメリット・デメリット
別荘でWi-Fiを利用する方法の二つ目は、ホームルーターです。
ホームルーターとは、4Gおよび5G回線を用いた高速インターネットサービスを利用できるルーターのことであり、最大の特徴は導入コストが低い点です。
ホームルーターは工事不要で、かつ、コンセントを繋ぐだけで高速回線を利用できる手軽さが強みといえるでしょう。
また、通信容量も無制限のため、安心して利用できます。
デメリットは、利用地域によって高速回線を利用できない場合がある点です。
ホームルーターの多くは通信規格の一つである「5G」に対応していますが、2023年11月現在、都心部など、一部地域でしか利用できません。
そのため、都心部から離れた別荘が離れている場合、スマホと同程度の速度でしか利用できない可能性があります。
また電波で通信を行うため、別荘の構造次第では5Gを利用できない場合があることを、覚えておきましょう。
ポケットWi-Fiの特徴とメリット・デメリット
別荘でWi-Fiを利用する方法の三つ目は、ポケットWi-Fiです。
ポケットWi-Fiは小型の無線ルーターを用いて、インターネットを行います。
メリットは導入コストが安い点と、小型で持ち運びができる点です。
ポケットWi-Fiを利用する際、多くはレンタル形式で利用します。
期間は1週間~1ヶ月程度に設定されており、最安では1,000円/月からレンタル可能な会社もあります。
別荘の利用期間が短い方であれば、通信費を抑えたい方にオススメです。
光回線やホームルーターとは異なり、サイズがコンパクトであるため、利用する場所を選ばないこともメリットの一つです。
デメリットは、利用料金が安いプランは通信容量が制限されていること、回線速度が低速で不安定な点が挙げられます。
光回線やホームルーターと比較すると、通信料金は安いことがメリットですが、安価なプランのほとんどは通信容量が制限されています。
参考元:価格.com(注:表示料金は2023年11月時点のもの)
容量無制限プランを利用すると、かえって光回線やホームルーターよりも高額になる場合があるため、注意が必要です。
また山間部など遮蔽物が多い地域では、回線速度が低下したり、接続が不安定になったりします。
ポケットWi-Fiは別荘の利用頻度が低い方や、最低限通信できれば良いという方にオススメです。
Wi-Fi導入を検討する前にやるべきこと
別荘でWi-Fiを利用する方法を述べてきました。
いずれかの方法を選択した後は、必ず「別荘でサービスが利用できるか」を確認しましょう。
どの回線でも、提供可能エリアから外れた場所では利用できません。
CMでよく見る企業だから大丈夫だろう……と思って申し込んでしまうと、サービスが利用できないのに工事や機器を手配されてしまうということにもなりかねません。
必ず最初にサービスが利用できるかを、確認するようにしてくださいね。
ホームルーターやポケットWi-Fiを利用する場合は電波状況も確認しておきましょう。
特にポケットWi-Fiは、受信状況によって回線速度が大きく変わります。
サービスの対象地域であっても、周辺環境(障害物が多いなど)によっては、想定している速度が確保出来ない可能性がありますので注意しましょう。
まとめ【Wi-Fi導入時は提供エリアの確認を最優先にする】
別荘でWi-Fiを利用する方法のまとめです。
- 別荘でWi-Fiを利用するなら「光回線」「ホームルーター」「ポケットWi-Fi」の3つのどれかがオススメ
- 光回線はコストが高いものの、速度は速く安定している為、別荘に常駐する方向け。
- ホームルーターは工事不要で、ある程度安定した通信が期待できるものの、速度は光回線よりも遅く、コストは光回線とさほど変わらない
- ポケットWi-Fiはコスト・速度・安定性が低いため、別荘の滞在期間が短い人や、コストを抑えたい人向け
- Wi-Fi利用前は別荘の所在地でサービスが利用できるか確認する
インターネットは便利な一方で、別荘など都心部から離れた場所で利用する場合には様々な制約が発生してしまいます。
本記事で紹介した「光回線」・「ホームルーター」・「ポケットWi-Fi」の3種類には、いずれもメリット・デメリットがあり、どれが一番ということはありません。
あなたの仕事や別荘の利用頻度によって、最適な回線は異なります。
本記事を読み返して、あなたにとって最適なWi-Fi環境を検討してみてくださいね。