手遅れにならないように行動することの大切さ

“思い立ったが吉日” という言葉の通り、何かを決意したらすぐに取りかかるのが良いですよね。
というのも、先日友人が歯の痛みがひどくなったので、医者に罹ったら「もう手遅れです、削るか抜くしかないですね」と言われてしまい、そのことを激しく後悔してまして。
痛みの兆候は前からあったみたいなんですが「時間が取れない」とか「これくらいの痛みならまだ大丈夫だろう」と、結局行かずじまいになっていて、気づいたら時すでに遅しの状態。「もっと早く行っておけば、、」と嘆いてたんですよ。
失った歯や削った歯は二度と元には戻りませんからね。。
タイミングを失うと取り返しがつかなくなる
歯に限らずですが、ダラダラと毎日を漫然と過ごしたり、まだ若いのに「もう歳だから、、」「おじさん・おばさんだから、、」と年齢を言い訳にやるべきこと・やらなければいけないこと・やりたいことを先延ばしにしていると、本当に出来なくなってしまう。
「まだまだ色々とやれるんだ!今日が一番若いんだ!」と、自らを奮い立たせて行動を起こし、理想の未来が描こうと努力することが精神的な老いを防ぐんだと思います。
『なにかを始めるに遅すぎることはない』とよく言いますが、現実は違うじゃないですか。
気力的にも体力的にも始められないことは山ほどあって、肉体的な老いは防ぎようがありません。
だからこそ、「よし、やろう!」と思い立った日が動き出すにはベストなタイミングで、来月からとか、来年とか、10年後とか、今じゃなくて少し先の未来を想定するのは、危険信号が点滅してるんですよね。
今から20年ないし30年前に思い描いていた夢や理想と、現時点でのそれってかなり違うと思うんです。
確実に歳を重ねていってるので、若い頃に比べるとクリエイティブさもなくなってるし、物事に集中する力や、そもそものやる気も減っているはず。
そして、ほとんどの人が日常的に運動する習慣があまりないですから、いざという時に身体が思うように動かなくなっていたりすると、もう若くないんだという厳然たる事実を思いっきり突きつけられるので、やはりショックでしょう。
また、40代・50代と年齢層が上がっていくにつれて、自分より年下の人たちと関わる機会も必然的に減っていきますから、トレンドや流行りをキャッチするアンテナの感度が弱くなっていき、時代の趨勢に追いつけなくなり、世間から求められなくなっていくのも怖いですよね。
ある程度の年になったら考え方やものの見方も凝り固まってきて、社内教育に時間を割いてられないから、中途採用は30歳までという制限を設けている会社をみると、年齢の壁というのはどうしても感じます。
歳を重ねるごとに選ぶ側から選ばれる側にポジションが変わっていくので、結果的に「やりたいことを叶えるために働きたい会社があったけど歳を取りすぎて無理だった」は十分あり得るわけで、『なにかを始めるには遅すぎた』が現実になるということです。
もちろん年齢を重ねていくことは悪いことばかりではありません。
エネルギーに満ち溢れた10代・20代には出せない、カドの取れた寛容さや様々な困難を乗り越えてきた経験があるからこそ見せられる背中は魅力的に映ります。
ですが、そんなカッコいい大人たちもやはり若さは羨ましく、喉から手が出るほど欲しいもの。どんなにお金を積んでも買えませんからね。それほど若さ(気力・体力・やる気・情熱が十分に備わってる状態)は価値があると言えます。
なので、今日なにかをやろうと決めたら1cmでもいいから前進できるようにアクションを起こすことが重要です。
「今はまだ時期的にちょっと、、」とか「まだ準備ができていないから、、」と、先延ばしすることで生まれる機会損失は、悔やんでも悔やみきれないほど大きなマイナスの結果を生むことになります。
“思い立ったが吉日” を心に留め置いて、日々を過ごしていきたいですね。