理想の別荘に出会いたいなら地道な作業をサボってはいけません

食べログでもAmazonでもそうだと思いますが、お店や商品に書かれているレビューをチェックして、そこに行くか・行かないか、買うか・買わないかを決める人って多いですよね。
もしかしたらあなたもそうかもしれません。
私も最近まで、他の方のレビューを隅から隅まで読み漁り、財布のヒモを緩めるか緩めないかを決めていたクチですが、もう辞めました。
というのもバイアスがかかるからです。
誰かが「このお店接客が悪かった」とか「当たり前のことしか書いてないから買う価値なし」と書かれていたとしても、それはその誰かの主観であって自分の主観ではありません。
接客がよろしくなかった店員さんはもうすでにお店を辞めてるかもしれないし、行こうとしてる日はシフトに入ってないかもしれないし、はたまた投稿者の虫の居所が悪くて単に接客態度が気に入らずにイライラしただけかもしれない。
Amazonのレビューも同じですよね。
批評してる人の知識量と自分の知識量が乖離している可能性があるので、購買の決定打にはなり得ません。
そんな当たり前のことに気付いたので、穴があくほどレビューを眺めたところで意味ないなと感じたわけです。
自分だけの価値観を判断基準にした方がよほど後悔しなくていいと思います。
なので、気になるお店があれば実際に行ってみたらいいし、買いたい本があれば書店に足を運ぶのが一番ということですね。
別荘購入の際にも同じことが言えます。
理想への道のりはなかなかに険しい
別荘を購入する際に、皆さんが共通して起こすアクションは、住んでみたい土地名と別荘の態様をググることだと思います。
すると、無数の土地や物件が素敵な写真とともにズラッと出てきますので、いくつか候補をピックアップして、空いている時間に現地に赴くと。
ただ、この一連の行動はかなりの労力を伴います。
日本は平日の日中に勤務するサラリーマンの方が大半なので、そうなると土日に別荘地に出向く必要があり、車にせよ電車にせよ移動となると混雑に巻きこまれ、それだけで疲れることもあるでしょう。
そんな状態で、慣れない土地に着き、初めて物件を目の当たりにしたとき、自分が思ってた以上に良くなかったとしたら、ガッカリしますよね。
無駄足だったと思うかもしれません。
でもそれでいいんです。
そうやって、良い物件と良くない物件を見分ける目は確実に養われていくので。
誰だって理想から程遠いロクでもないダメな物件なんて買いたくないと思います。
そのためには、多くの別荘や土地を見る必要があるんです。
妥協したマガイモノを掴まないように、理想とするホンモノを見極める目をいかにして養うのかが大事ってことですね。
周辺の環境、住まいの日当たり、土地の地質、隣地との距離など、ネットだけではわからない情報が現場に行くことでわんさか出てくるので、その一つ一つを納得のいくまで調べ上げて記録しておくと。
面倒ですよね。
一見苦行とも思える行為かもしれませんが、ここのプロセスは絶対にサボってはいけないし、業者に丸投げしてもいけません。
後悔しない別荘を購入する唯一の方法ですからね。
自分の目で現物を確認して、調査を怠らないことです。