夏に咲く花は何がある?ガーデニングを気軽に楽しもう!

花が好きでガーデニングに挑戦したいという人、私の周りに増えています。
春が終わり夏が来ると、外に出て、太陽の光をいっぱい浴びたくなるのは誰もがそうですよね〜。
アクティブな気持ちになるので、新しい趣味にチャレンジ!といった気持ちわからなくもないです。
ただ、
・ガーデニングをやってみたいけど、あんまりよく知らないし、これからの夏の季節にはどんな花が咲くの?
とか、
・多年草とか一年草とかって聞いたことはあるけど、ガーデニングにおすすめなのはどっち?
なんて疑問が、すぐに湧いてでてきますよね(それで二の足を踏んでしまうこともあるでしょう)。
そこで、今回は初心者でも夏のガーデニングを楽しむために、どんな花がおすすめなのか、夏のガーデニングで気を付けるポイントなどをご紹介します。
早速みていきましょう!
目次
ガーデニングの基礎知識【ここだけは抑えておこう】
夏に咲く花をガーデニングで楽しもうとした時、皆さん考えるのは「なにを植えよう??」かと思います。
サルビアとかペチュニアとか、いろいろ頭の中を駆け巡っているでしょうけど、まずは多年草と一年草という言葉をしっかり抑えておきましょう。
多年草と一年草ってなんとなくはわかっているけど、詳しく理解できていないという方も多いのも事実。
この点をさらっと説明していきます。
多年草とは
多年草とは一度植え付けて、環境に合えば2年以上花を咲かせてくれる植物のことです。
春に芽を出し、夏に成長し、秋には地上部が枯れるものの、冬を越えて翌年再び芽を出す特性を持っています。
多年草は、根や地下茎、球根などに栄養を蓄え、次の生育期に備えることが特徴。
例えば、スミレやアサガオ、クリスマスローズなどが多年草に該当します。園芸や農業で利用されることが多く、持続的な収穫や美しい景観の維持に役立っています。
一年草とは
一年草はその名の通り、ワンシーズンで花が咲き、枯れて寿命が終わってしまう植物です。
生長期間が一年に限定されるため、四季の変化に応じて短期間でそのライフサイクルを完了します。
一年草の代表例にはヒマワリ、ヒマ、マメ科の植物などがあり、農作物や花卉として広く利用されています。
これらの植物は毎年新たに種を蒔く必要があり、季節ごとの栽培が求められます。一年草は多くの種が短期間で豊かな収穫をもたらすため、農業や園芸において重要な役割を果たしています。
多年草と一年草どちらが初心者におすすめ?
夏に咲く花をガーデニングで検討する際の、多年草と一年草の意味の違いがわかりましたが、一般的には一年草の方がガーデニング初心者には向いています。
なぜかというと、花が枯れた後の管理が必要ないので手がかからないからです。
さらに、一年草の方が病気になりにくく丈夫で育てやすい種類が多いです。
ですが、多年草であっても手入れが簡単な種類もあり、ガーデニングの醍醐味でもある「次の年にもちゃんと花を咲かせてくれるかな!?というわくわく感」を楽しむことができるものもあるんです。
長く楽しめるのは多年草の良いところでもあるので、どちらが良い!というのはなく、多年草と一年草の両方を取り入れたガーデニングを楽しむのが良いでしょう。
夏のガーデニングで気をつけること
夏に咲く花をガーデニングで楽しむ際に、気をつけなければならないのは、暑さです。
毎年の話ですが、夏は例外なく暑い(暑すぎる)ものです。
熱帯夜が続いたりすると私たち人間も疲弊しますが、植物も同じく疲れてしまいます。せっかく植えた花を枯らしたくはないですよね!
そこで夏のガーデニングで気を付けるポイントが3つあるのでこちらもチェックしていきます。
ポイント1:植える場所
夏のガーデニングで気をつけるポイント一つ目は、植える場所です。
一日中強い日差しが当たる場所や、西日が当たる場所は避けましょう。
鉢植えの場合は移動ができますが、地植えの場合は気を付けてあげてください。
多湿になると植物が腐ってしまうので水はけがよく、風通しのいい場所を選ぶようにしましょう。
鉢植えにした場合は、アスファルトやタイルなどの上に直接おいてしまうと、温度が上がりすぎてしまうため、ハンキングタイプにするか、フラワースタンドの上に置くようにして風通しを良くしてください。
ポイント2:植え付け時
夏のガーデニングで気をつけるポイント二つ目は、植えつける時の取り扱い方です。
花の苗を植える時、根が崩れないように優しく扱って、なるべく多くの根を残すようにして植えてください。そしてたっぷりの水をあげましょう。
ポイント3:植えた後
夏のガーデニングで気をつけるポイント最後は、植えた後の水やりです。
暑さが続き、乾燥も厳しい夏は朝と夕の涼しい時間帯に2回、しっかりと水やりをしましょう。
特に熱帯夜になるようなときは夕方もきちんと水やりを行うことが大切です。
鉢植えの場合は土が乾いていたら鉢底から水が流れてくるまでたっぷりあげてください。
番外編:夏越し、冬越し
暑さに強い花は耐寒性のない植物が多いため、多年草で冬越しさせたい場合は室内に入れる必要があります。
地植えすると多年草でも冬越しできず、次のシーズンでも楽しめなくなってしまいます。
冬越しして次のシーズンもガーデニングを楽しみたい時は耐熱性に加え、耐寒性があるかどうか、花選びの時にチェックしてください。
夏のガーデニングが難しいと言われるのは酷暑のせいなので、上記のポイントをしっかりおさえてガーデニングを始めてみてください。
さて、そんな暑さや乾燥に強い花や低木を初心者の人でも育てやすいベスト3としてご紹介します。
初心者でも育てやすい夏の花ベスト3
夏に咲く花で、かつガーデニング初心者の方にも育てやすい花は以下の通りです。
- ユーフォルビア ダイヤモンド
- ノリウツギ
- トレニア
順にみていきましょう。
ユーフォルビア ダイヤモンド
夏に咲く花で、かつガーデニング初心者の方にも育てやすい花、最初にご紹介するのは「ユーフォルビア ダイヤモンド」です。
ユーフォルビア ダイヤモンドは小さな花弁がふわっと咲く涼しげな花です。
夏の暑さや乾燥に強く、春から霜が降りる頃まで長く楽しめます。
暑さには強いですが、寒さには弱い多年草のため地植えの場合は鉢に植え替えをして室内で冬越しさせる必要があります。
鉢植えやハンキングスタイルであれば、植え替えの必要はないので初心者にはおすすめです。
ノリウツギ
夏に咲く花で、かつガーデニング初心者の方にも育てやすい花、次に紹介するのは「ノリウツギ」です。
ノリウツギは、アジサイの一種。
種類によっては、大きさが76㎝のミニサイズから、151㎝以上になる大きなサイズのものまであり、自分のガーデンスタイルに合わせて選ぶことができます。ミニサイズは鉢植えでもおすすめ。
夏にはホワイトカラーだった花が、秋には徐々にピンク色に変化するのでワンシーズンに2回も花の色を楽しむことができます。
また耐暑性や耐寒性にも優れているので夏越し、冬越しのできる低木として人気です。
トレニア
夏に咲く花で、かつガーデニング初心者の方にも育てやすい花、最後に紹介するのは「トレニア」です。
トレニアは、暑い夏の時期でも次々と花を咲かせてくれます。
別名夏スミレとも呼ばれ、青い花は夏の暑さを忘れさせてくれるような涼しさがあります。
カラーバリエーションも豊富で青、紫、白、ピンク、黄色の種類の花があるので好みの色を植えてみてください。
基本的には一年草ですが、中には多年草の種類のトレニアもあります。
日当たり、風通し、水はけの良い場所でよく育つため初心者に向いている花です。
夏の花というと、ビタミンカラーで元気いっぱいのひまわりや、涼し気な雰囲気のあるアサガオのイメージが強いですが、暑さに負けずに繊細でかわいらしい花もあるのですね。
まとめ
夏に咲く花の種類と、ガーデニングの際の気をつけるポイントをみてきました。
まとめると、、
- 多年草と一年草を組み合わせてガーデニングするのがおすすめ。
- 植える場所や植える時、植えたあとのポイントをおさえれば、酷暑でも花を枯らさずにガーデニングを楽しめる。
- 定番の夏の花もいいが、小さな花がたくさん咲く花や、花の色の変化を楽しめる花がある。
- 暑さに強い花を選ぶことで、夏のガーデニングを楽しめる。
- 初心者でも手入れをほとんどしなくても簡単に育てることができる花がある。
といった感じですね。
暑さに強い夏の花はもっとたくさんの種類の花があります。
初めからたくさん植えようとせずに、今回おすすめした花からガーデニングを始めてみるといいと思います。
同じ種類の花でも色味が違うと庭の雰囲気もガラリと変わってくるので、1種類の花で色んなカラーの花を植えてみるのもいいでしょう!