憧れの移住&農業ライフで失敗!?後悔しないための失敗回避のコツ

「都会の喧騒を離れ、自然豊かな地方へ移住して農業を営みながら暮らす」
そんな生活って憧れますよね。
農業を営むというと多くの人は、自分の手で育てた野菜を食べ、ゆったりと暮らす姿をイメージすると思います。
しかしそう簡単に行かないのが現実。理想との違いに断念する方が後を絶ちません。
今回のの記事では、移住して農業を始めた人が失敗しやすいポイントを解説します。
失敗に対処できれば、憧れの暮らしがぐっと近づくはずですよ。早速みていきましょう!
【必見!】地方に移住して農業を始めた人が陥りやすい失敗3選!
まずは、地方移住をして農業をすることを考えたとき、どんな失敗があるのかを見ていきましょう。
読むと不安になるかもしれませんが、事前に分かれば対処ができます。失敗から前向きに学びましょう!
一人で決めるのは黄信号!家族の同意や協力が得られずに失敗!
移住して農業を始めるにあたって、家族との相談不足が原因の失敗がよくあります。
強行突破で始めた移住は、大事な家族に我慢を強いることになりかねません。
家族とはプラス面だけではなく、マイナス面とその対策を話し合いましょう。
資金源などの具体的な対応策を考えておけば、いざという時も落ち着いて行動することができます。
実際に移住すると、生活は一変しますからね。。
前もって今の暮らしから「変えてもいいこと」と「変えたくないこと」を話し合えば、移行はスムーズです。
家族の意見をよく聞き、皆が納得するところをじっくり探しましょう。
場合によっては移住前から生活を変える必要があるかもしれません。
「それでも移住するのはなぜか」を明確にすることで、家族一丸となって乗り越えられるはずです。
農業は予想以上に多忙!思ったようなのんびりした生活にならずに失敗!
農業は大変な仕事です。
土作りから始まり、田植えや苗植え、間引きや雑草抜き、収穫、出荷まで、仕事は多岐に渡ります。
台風や害虫・害獣への対策も必要です。
取り扱う農作物の種類や数などにもよりますが、繁忙期ともなるとさらに過酷です。
ある農家の繁忙期の1日を例にすると、5時台に起床し、準備をして7時頃から18時頃まで作業です。
それが連日続きます。炎天下で長時間の作業となることも覚悟しなければなりません。
時間と労力もかけても豊作になる保証もなく、思うような値段で売れるとも限りません。
そうなると作業の合間に販路拡大の営業をしたり、新たな商品開発をしたりとやるべきことは山積み。
「農業でのんびり」と考えているなら、一度立ち止まって考えることをおすすめします。
都会と地方との違いを痛感!移住先の雰囲気や人間関係に馴染めずに失敗!
移住先の雰囲気や人間関係も大切です。
その地域に古くから伝わる慣習や考え方などは、都会と違って戸惑うことも多いかもしれません。
移住した人の中にはその土地のことをよく知らず、地域の雰囲気や近隣住民とうまく馴染めずに失敗してしまう人もいます。
いち早く溶け込むには、近隣住民への挨拶や手伝いをしたり、地域の行事や当番に参加したりして自分から進んでコミニケーションをとりましょう。
コミュニケーション力は移住成功の要と言えますね。
【失敗回避の要!】事前準備で地方移住&農業ライフに成功!
失敗ポイントを知った上で事前の準備や心構えをしておけば、成功への道が開けてきます。
ここからは移住前にしておきたい対策について解説します!
移住先の情報収集は徹底的に!自治体の支援も検討する
失敗しない移住のために、まずは情報収集から始めましょう。
「マイナビ農業」や「農業を始める.JP」などの農業系メディアでは、新規就農を目指す人向けの相談会や農業従事者のコラムなど、役立つ情報が集まっています。
各自治体のHPも重要な情報源です。
生産量の多い農作物を調べれば、その土地が栽培に向いているということ。
まずはそういった農作物から育て始めるのもよいと思います。
自治体指定の農作物を育てる場合は、その他の条件が合えば支援金が受けられる場合もあります(条件は自治体によって違います)。失敗を避けるためにはどれも見逃せない情報です。
参考HP 「マイナビ農業」https://agri.mynavi.jp/
「農業を始める.JP」https://www.be-farmer.jp/
実体験に勝るものなし!各地の移住体験イベントに参加しよう!
移住して農業を始める人向けの体験イベントには積極的に参加しましょう!
イベントの内容は農業体験や物件紹介、地元の人との交流など様々。
移住先を決めるには、その土地の雰囲気を肌で感じたり、地元の人の話を直接聞くのが一番なので、納得する場所が見つかるまで、何度でも足を運びましょう。
「地域おこし協力隊」への参加も手です。
「地域おこし協力隊」は、地域協力活動に携わりながら、定住を図る取り組みです。活動内容の一つに農林水産業への従事が含まれています。任期は1〜3年ですが、2泊3日のお試し協力隊や、2週間〜3ヶ月のインターン制度もあります。
体験は、季節を変えて2回以上の参加するのをおすすめします。
季節によって全く違う顔をみせる地域もあるので、移住先は慎重に選びたいですね。
参考HP 「農林水産省(イベント情報)」https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1907/spe1_09.html
「総務省(地域おこし協力隊)」https://www.chiikiokoshitai.jp/about/
給与を得ながらノウハウ獲得!地方への大規模農園へ転職する選択もあり!
移住して農業をすることに対して不安が大きい場合は、大規模農園への転職も検討してみましょう。
組織で働くという点では理想と違うかもしれませんが、給与を得ながらノウハウの獲得ができるのは大きな利点です。
寮を保有している農園を選べば、将来的な独立を目指して資金も貯まりやすいですね。
また、数は限られますが、数日から半年程度の短期勤務もあります。
短期ならば現在の仕事と並行して農業経験を増やし、徐々に移住へシフトすることも可能。
個人で一から積み上げるよりは、ご家族への理解も得られやすいのではないでしょうか。
参考HP 「あぐりナビ」https://www.agri-navi.com/
「農家のお仕事ナビ」https://www.agreen.jp/
地方移住と農業の失敗は回避できる!自分への問いかけが成功の鍵
移住と農業の失敗を避けるためには、目的を明確にすることが成功の鍵です。
なぜこの場所なのか、なぜ農業なのか。
例え小さなことでも曖昧にすれば迷いや不安が生まれ、気づけば大問題となっていることもあります。
それでも、自然をすぐそばに感じられる農業が素敵な仕事であることは間違いありません。
育てた野菜を手にした充実感は何物にも代え難いものです。
考えに考えた末、移住して農業を始めるというチャレンジを選択したなら、あとは突き進むのみ!
失敗には十分に備えをして、ぜひ理想の移住&農業ライフを!