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食卓は一番身近なパワースポット

皆さんにとって『食』ってどういうものでしょう?

私はかなり大事なテーマだと思っていて、それはもちろん『食が身体をつくるから』であり、『食べたものが意識や思考を形成するから』なんですけど、安心して過ごせる場作りに必須のモノだと思っています。

食卓がもたらすチカラ

「食」って、ただお腹を満たすだけのものじゃない。

食べるって行為には、それ以上に深い意味が詰まってると言いますか、毎日の生活の中で、家族との時間や文化を守っていくための大事な要素なんだって感じます。

特に家族と一緒にご飯を食べる時間って、他のどんな時間とも違う。

テレビ見てる時間とか、それぞれが自分のことしてる時間とは全然違って、「今、みんなで一緒にいるんだ」って実感する瞬間ですよね。

例えば、どんなにバタバタしてても、家族みんなで囲む食卓の時間ってやっぱり特別じゃないですか。

あんまり言葉にしないかもしれませんけど、その時間に安心感があるというか。

「今日何あった?」みたいな話をして、嬉しいことも、ちょっと嫌なことも、そこでシェアする。

その時間があるから、なんとなく「今日も一日やってきたな」って感じがするし、家族とのつながりを再確認ますよね。

なので食卓って、実はすごいパワースポットみたいなもんだと思うんですよね。

それに「食」には、家族の文化や価値観がめちゃくちゃ詰まってると思います。

どんなご飯が出てくるかって、実はその家族の個性がすごく出るところです。

お正月にお雑煮を食べるとか、夏には冷やし中華だとか、そういう季節ごとのメニューが当たり前のように出てくる家庭が多いと思いますけど、それも小さい頃からずっと食べてるからこそ自然に受け継がれてくわけですよね。

その家庭ならではの味や習慣って、一度染みつくとずっと忘れないものです。

どれだけ大人になって、自分が別の場所で暮らすようになっても、帰省したときにその味が戻ってくると、ふと「ああ、帰ってきたんだな」って感じるし、それがなんか無条件にホッとしませんか?わたしはします。

それと、家族で食卓を囲むと、自然といろんな話が出てくるのも面白い。

普段話さないようなことも、食べながらだと気軽に言えたりするじゃないですか。

食事を通してのコミュニケーションって、気張らずに自然と本音が出てくる場でもあると思います。

そういう時間が積み重なっていくことで、家族の絆が深まっていくんだと思うんですよね。

たとえその会話が「今日のカレー美味しいね」とか、「この漬物ちょっとしょっぱいね」みたいな他愛ないものでも、そういう小さなやりとりが繰り返されていくことで、お互いが「ここに居ていいんだ」って思える空間ができあがる。

家族がどれだけ大事かとか、言葉で説明しようとすると難しいけど、こうやって一緒に食卓を囲むことで、自然とその大切さが伝わってきますよね。

だから、食事の時間って単なる栄養補給じゃなくて、家族が家族であることを実感できる、とっても大切な時間だと思います。

そういう時間があって、そこでの会話や味が重なっていくことで、自分たちのルーツがちゃんと受け継がれていく。

それが家族の文化ってものだと思うし、そういうものが「食」を通じて次の世代にも繋がっていくんじゃないでしょうか。

食の簡素化・外部化が進むと、、

現代は、若い人ほど食事を簡単に済ませたり、外食とかデリバリーで済ませることが増えてる気がします。

それが普通になってるのは理解できますけど、ちょっと危機感を覚えるんですよね。

自分で料理をするっていう行為が、ただ「ご飯を作る」だけじゃなくて、もっと大事なスキルや心の余裕にもつながってるんじゃないかなって思いますからね。

デリバリーも冷凍食品も今は美味しいし、便利なのも分かる。

でも、それに頼りすぎると、何かあったときに「自分で食事を作る力」がどんどん衰えますよね。

例えば、ちょっとお金が厳しい時とか、体調が悪くて外に出たくない時、自炊のスキルがないと本当に困ると思います。

今は便利なものがあるからこそ、そこに甘えちゃって、実は大事な「生きるための基本スキル」を失いつつあるんじゃないかなって不安になるわけです。

それに、自分で料理をすると、食材の選び方とか、健康についても意識が高まるじゃないですか。

外食とかだと、どうしても塩分や油が多かったり、野菜が少なかったりすることが多いし、それを毎日続けてると気づかないうちに栄養が偏ったり、体に負担がかかる。

若いうちはまだ体が元気だから気づきにくいかもしれないけど、こういう食生活が積み重なると、30代40代になったときに、体の不調として出てくるんじゃないかって思うと、ちょっと怖いわけです。

結局、健康な体があってこその楽しい毎日だし、そこをないがしろにして簡単に済ませるのは危ないんじゃないかなと。

それと、料理を通して得られる「楽しさ」を知らないのも人生損してるなと思います。

料理は手間がかかるし、めんどくさい時もあるけど、自分で作ったご飯を食べると満足感があるし、達成感もある。

友達を呼んで一緒に料理したり、好きな人に手料理を振る舞ったり、そういう時間ってデリバリーじゃ味わえない特別なものです。

料理はただの家事の一端じゃなくて、コミュニケーションの手段でもあるし、心の豊かさにもつながってる気がします。

だから、若い世代がどんどん「簡便化・外部化」していくことで、そういう大事な経験が減ってしまうのは、なんかもったいないって思うんですよね。

もちろん、忙しい現代社会で全部自炊しろなんて無理な話だし、便利なサービスを使うこと自体は全然アリだと思いますよ。

でも、たまには手間をかけて料理をする時間を持つことも大切なんじゃないでしょうか。

料理って、意外と気分転換にもなるし、自分で作ったものを「美味しい!」って感じられると、なんかちょっと幸せな気持ちになるじゃないですか。

そういう時間が、生活の豊かさにつながる気がします。

幸せは自分の手で生み出す

食について語ってきましたが、言いたいことはシンプルで、簡単な料理でもいいから、たまには自分で包丁を握って、食材を切ったり炒めたりすることで、自分の生活や健康を自分の手で守る力を育てていってくださいねということです。

自分を大切にするとか、自分をご機嫌にするとか、自分を愛するとか、自分を幸せにするとか、そういった言葉の根底には『食』がある。

あなたは今日誰と、何を食べますか?

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