自分にとっての心地よさを大切にしよう

最近は質問に答える流れで記事を書くことが多いのですが、先日Yahoo!知恵袋でこんな質問を見たんですよね。
私は田舎に住んでいる人が都会に憧れるのを正直バカだと思っています。 田舎にはない遊ぶ所があるのかもしれませんが、お金がないと意味がありませんし、すぐに飽きると思います。 仕事にしても、自分の能力がないと低賃金で使い捨てられるだけです。 貧しく暮らしても都会に住んでいる自分というので幸せなのですかね。 それなら住み慣れた田舎で自分の身の丈に合った生活をして、日々の小さな幸せを感じている方が良いと思うのですが。 隣の芝は青く見えると言いますが、なぜみんな幻想を見て都会に憧れているのでしょうか?
あなたはどう思いますか?
今回も私なりの考えを述べていきたいと思います。
目次
どこでどう生きるのが自分にとって幸せなのか?
都会に憧れる人が多いのは、単純に「選択肢の多さ」に魅力を感じるからではないでしょうか。
田舎では手に入らない刺激的な生活、無数の仕事や遊びの選択肢、人との出会い。
特に若いうちは、「もっと広い世界を見てみたい」「新しい環境で自分を試してみたい」と思う気持ちは自然なことです。
確かに、都会にはおしゃれなカフェやショッピングモール、エンタメ施設が充実していて、最新のトレンドにすぐ触れられる便利さがあります。
しかし、それを十分に楽しむにはお金が必要で、実際に住んでみると「意外と行かない」「最初は楽しかったけど飽きる」という声も多いのが現実です。
また、都会は圧倒的な競争社会。
スキルや学歴がなければ低賃金で働くことになり、家賃や物価の高さも相まって、「都会にいるだけで満足」では済まされない厳しさ があります。
一方、田舎には都会のような派手さはないものの、「身の丈に合った暮らし」ができる安心感 がある。
家賃は安く、広い家に住めるし、自然に囲まれているから生活コストも低い。
人とのつながりが深い分、「困ったときに助け合える温かさ」もある。
田舎暮らしは、一見地味に思えるかもしれませんが、日々の小さな幸せを感じながら、心の余裕を持って生きられる環境とも言えます。
ただ、これはどちらが正しい・間違っているという話ではなく、結局は「どこで、どう生きるのが自分にとって幸せなのか?」という価値観の問題です。
都会で刺激を求めるのも、田舎で穏やかに暮らすのも、その人にとって納得できる選択なら、それが正解。
隣の芝生は青く見えますが、「自分にとって本当に心地よい生き方は何か?」を考えたとき、意外と今いる場所が最適だったりするものです。
自分にとって本当に心地よい生き方は何か?
それは、社会の常識や他人の価値観ではなく、自分自身の感覚で見つけるもの です。
世の中には「都会で成功するのがカッコいい」「田舎でスローライフが理想」など、さまざまなライフスタイルが語られていますが、それが本当に自分に合っているかどうかは、他人には決められません。
心地よい生き方とは、「こうしなければならない」と肩に力を入れるのではなく、無理せず自然体でいられること。
都会の刺激が好きなら、人混みの中でもエネルギーを感じる生き方が向いているし、静かな環境で穏やかに暮らしたいなら、田舎の生活が心にしっくりくるかもしれない。
大切なのは、どんな場所にいても、どんな働き方をしていても、「自分らしさ」を感じられるかどうか です。
多くの人は、「こうすれば幸せになれる」という答えを求めがちですけど、幸せは方程式で語れるようなものじゃありません。
ある人にとっての成功が、別の人にとっての苦痛になることもある。
だからこそ、一度立ち止まって考えてみるべきです。「本当に自分はこの生き方で満たされているか?」と。
そして、その答えは、一生のうちに何度も変わるかもしれません。
昔は都会に憧れていた人が、ある日田舎に魅力を感じるようになることもあるし、その逆もある。
変わることを恐れず、常に「今の自分にとっての心地よさ」を大切にすること。それこそが、本当に心地よい生き方 なのではないんじゃないかなと思います。
心地よさを大切にするには?
自分にとって本当に心地よい生き方を見つけるには、「何をすれば心が落ち着くのか?」「どんな環境が一番しっくりくるのか?」を、普段の生活の中で意識すること が大切。
具体的には以下のようなことを試してみると、自分に合った「心地よさ」が見えてくるはず。
① 心がラクな時間や場所を見つける
「どんな時にストレスを感じずにいられるか?」を観察してみる。
・家でゆっくりコーヒーを飲む時間が好き
・静かな公園を散歩すると落ち着く
・カフェで本を読むと集中できる
逆に、「なんか違うな…」と感じる場所や時間もあるはず。それを整理することで、自分にとって心地よい環境がわかってきます。
② 「やらなきゃいけないこと」ではなく、「やりたいこと」を優先する
忙しいと、どうしても「やらなきゃいけないこと」に追われがち。でも、少しの時間でもいいから、「本当にやりたいこと」 を意識的に選ぶことが大切です。
・興味のあることを試しにやってみる(料理、DIY、筋トレ、絵を描く など)
・無理に予定を詰め込まず、ぼーっとする時間を作る
・誰かと一緒にいるより、一人でいる時間が好きなら、その時間を増やす
小さなことでも「やりたいこと」を大事にすると、心地よさが積み重なっていきます。
③ 他人の価値観ではなく、自分の感覚を信じる
「普通はこうするべき」「みんなこうしてるから」ではなく、自分の気持ちを優先する。
・SNSで他人の生活を見て焦らない(都会暮らしも、田舎暮らしも、それぞれの良さがある)
・「これをやると周りからどう思われるか?」より、「自分が心地いいか?」を基準にする
・人と比べず、「私はこれが好き」「このペースが合ってる」と言えるようになる
④ 自分の「今の心地よさ」は変わっていいと知る
昔好きだったことが、今はしっくりこないこともあります。
その時は、無理に続けなくてもいい。逆に、今まで興味がなかったことに惹かれることもあるから、「今の自分はこれが合ってるな」と柔軟に受け入れることが大事ですね。
自分にとって心地よい生き方は自分の中にある
大事なのは、「世間的な幸せ」じゃなくて、「自分が本当にしっくりくる生き方」を選ぶこと。
毎日の小さな選択の中で、「これが好き」「これを大事にしたい」と気づくことが、心地よさにつながっていくと思います。
無理せず、焦らず、少しずつ「自分にとってのベスト」を見つけていきましょう。