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【北軽井沢冬対策③】雪との上手な付き合い方|除雪から雪遊びまで完全ガイド

前回の続きです。

北軽井沢で暮らす上で、雪との付き合い方を覚えることは避けて通れません。

しかし、最初は大変だった雪かきも、コツを覚えると苦にならなくなりますし、むしろ良い運動になります。

今回は、効率的な除雪方法から雪道運転のコツ、そして雪を楽しむ方法まで、雪との上手な付き合い方を詳しくお話しします。

効率的な除雪のコツ

雪かきで最も重要なのは、雪の性質を理解することです。

降ったばかりの新雪は軽くて除雪しやすいのですが、時間が経って圧雪状態になったり、昼間に溶けて夜に凍ったりした雪は非常に重く、除雪が困難になります。

理想的なのは、雪が降っている最中や降り終わってすぐに除雪すること。

私は天気予報をこまめにチェックし、大雪が予想される時は途中で何度かに分けて雪かきをするようにしています。一度に大量の雪を除雪するのは重労働ですが、小分けにして行えば、はるかに楽になります。

除雪道具についても、最初は普通のシャベルを使っていましたが、今では用途に応じて複数の道具を使い分けています。軽い新雪にはプラスチック製の幅広スコップ、圧雪には金属製の細いスコップ、氷になった雪にはツルハシのような道具を使います。

除雪した雪を置く場所の確保も重要です。

最初の頃は適当に雪を積んでいましたが、それが後々の除雪の邪魔になることを学びました。今では、春の雪解けを考慮して、水はけの良い場所に計画的に雪を積むようにしています。

腰を痛めないための正しい姿勢も大切です。雪を持ち上げる時は膝を曲げて腰を落とし、背筋を伸ばした状態で作業します。重い雪を無理に持ち上げようとせず、スコップで押して移動させることも効果的です。

雪道運転の安全対策

雪道運転については、最初は本当に怖くて、必要最低限の外出しかしませんでした。

しかし、地元の方に教わりながら徐々に慣れ、今では普通に運転できるようになりました。

最も重要なのは、急がないことです。急発進、急ブレーキ、急ハンドルは雪道では厳禁で、全ての動作をゆっくりと行います。特にブレーキについては、エンジンブレーキを多用し、フットブレーキは緊急時以外は使わないよう心がけています。

スタッドレスタイヤは必須ですが、それだけでは不十分な場合もあります。急な坂道や凍結した路面では、チェーンの装着が必要になることもあるため、チェーンの着脱方法は事前に練習しておくことをお勧めします。

車の装備についても、都市部とは異なる準備が必要です。

解氷スプレー、スノーブラシ、牽引ロープ、懐中電灯、防寒着、非常食などを車に常備しています。また、燃料は常に満タンに近い状態を保つようにしています。万が一雪で立ち往生した場合、暖房のために長時間エンジンをかけておく必要があるからです。

出発前の準備も重要です。車全体の雪を丁寧に払い落とし、特にルーフの雪は必ず除去します。走行中に雪が落ちて視界を妨げたり、後続車に迷惑をかけたりする危険があるためです。

雪を楽しむ方法

しかし、雪は決して苦労ばかりではありません。

北軽井沢の雪景色は本当に美しく、特に晴れた日の雪化粧した浅間山の眺めは息を呑むほどです。

スノーシューを履いての雪山散歩は、冬ならではの楽しみです。夏には歩けない場所も、雪があることで歩けるようになり、普段とは全く違った景色を楽しめます。野生動物の足跡を追いかけたり、雪に覆われた木々の美しさを眺めたりしながらの散歩は、都市部では絶対に味わえない贅沢な時間です。

また、庭に積もった雪を利用して、雪だるまや雪の滑り台を作ることもあります。大人になってから作る雪だるまは、子供の頃とは違った楽しさがあります。都市部から友人が遊びに来た時は、一緒に雪遊びをして童心に返ることもあります。

雪の造形美を楽しむのも趣深いものでね。

軒先に下がるつららや、風で作られた雪の造形、月明かりに照らされた雪原の美しさなど、自然が作り出すアートを日常的に楽しむことができます。

写真撮影も冬の楽しみの一つです。雪景色は被写体として非常に魅力的で、同じ場所でも雪の積もり方や光の当たり方によって全く違った表情を見せてくれます。

冬の野生動物観察

冬の北軽井沢では、普段は森の奥にいる野生動物たちが餌を求めて人里近くにやってきます。

庭にウサギの足跡を見つけた時や、窓から鹿の親子を見かけた時の感動は格別です。

特に印象深いのが、雪の上のキツネの足跡を辿って行ったことです。

足跡を追いかけていくと、キツネが小さな獲物を捕まえた跡や、休憩した跡などを発見することができ、野生動物の生活を垣間見ることができました。

リスやムササビなどの小動物も、雪があることで観察しやすくなります。

特にリスは雪の上だと動きがよく見えるため、どんぐりを埋めている様子や、木から木へと飛び移る瞬間を観察することができます。

まとめ

雪との付き合い方を覚えることで、北軽井沢の冬がより豊かで楽しい季節になります。除雪や雪道運転は最初は大変ですが、コツを覚えれば日常の一部として自然に行えるようになります。

次回の記事では、冬の光熱費を抑える節約術と、冬だからこそ味わえる北軽井沢の特別な魅力について詳しくお話しします。北軽井沢の冬をより深く理解し、楽しむためのヒントをお届けします。

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