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【北軽井沢冬対策②】完全防寒ガイド|住宅選びから服装まで徹底解説

前回の記事では北軽井沢の冬の厳しい現実をお伝えしました。

今回は、5年間の経験を通じて学んだ具体的な防寒対策について詳しくお話しします。

適切な対策を講じれば、北軽井沢の厳しい冬も快適に過ごすことができます。移住成功の鍵となる防寒対策を、住宅選びから日常の服装まで包括的にご紹介します。

住宅選びが移住成功を決める?

5年間の経験を通じて学んだことは、北軽井沢の冬を快適に過ごすためには、住まいの断熱性能が最も重要だということです。

まず、移住を検討されている方には、必ず断熱性能の高い住宅を選ぶことをお勧めします。

古い別荘や中古住宅の場合、断熱材が不十分だったり、劣化していたりすることが多く、いくら暖房をつけても暖かくならない上に光熱費が跳ね上がります。

知り合いが住んでいる家は、移住2年目に断熱リフォームを行ったんですが、壁と天井に高性能な断熱材を追加し、窓をペアガラスから三重ガラスに交換したところ、同じ暖房設備でも室内温度が大幅に向上し、光熱費も相当削減できたそうです。

窓まわりの対策も重要です。

カーテンは厚手のものを選び、窓際にもう一重カーテンを設置することで、冷気の侵入を大幅に防げます。また、窓ガラスに断熱フィルムを貼ることも効果的で、費用対効果の高い対策と言えるでしょう。

床の断熱も見落としがちですが、特に1階の床は地面からの冷気を直接受けるため、床下に断熱材を追加することで、足元の冷えが大幅に改善されます。

足元が暖かいと体感温度が大きく変わるため、設定温度を下げても快適に過ごせるようになります。

暖房設備の賢い選び方

暖房設備については、複数の熱源を組み合わせることが重要です。

メイン暖房として薪ストーブを設置し、補助暖房としてエアコンとガスファンヒーターを使用しているお客さんが多い印象ですね。

薪ストーブは初期投資こそかかりますが、薪を地元の方から安価で購入できたり、貰ったりできるため、ランニングコストを大幅に抑えることができます。また、薪ストーブの暖かさは、エアコンやガスヒーターとは質が異なり、体の芯から温まる感覚があります。

炎を見ながら過ごす冬の夜は、都市部では味わえない贅沢な時間です。

ただし、薪ストーブだけでは急速な暖房は難しいため、朝の立ち上がりや短時間の暖房にはエアコンやガスファンヒーターが重宝します。

特に最新のエアコンは、寒冷地でも効率よく運転するため、電気代を考慮しても経済的です。

石油ファンヒーターも有効な選択肢です。立ち上がりが早く、広い空間を効率よく暖めることができます。ただし、燃料の補給や換気に注意が必要で、定期的なメンテナンスも欠かせません。

服装と身の回りの防寒対策

室内での服装については、重ね着が基本です。

薄手のインナーを重ねることで、体温を効率よく保温できます。足元の冷えは特に厳しいため、厚手のルームシューズや毛糸の靴下は必需品です。

私が愛用しているのは、羊毛100%の厚手の靴下とフリース素材のルームシューズです。

これらを組み合わせることで、床からの冷気をしっかりと遮断できます。また、ひざ掛けは常に手の届く場所に置いておき、座っている時は必ず使用するようにしています。

外出時の服装は、都市部とは全く異なる準備が必要ですね。

アウターは必ず風を通さないダウンジャケットやスキーウェアを着用し、手袋は防水性のあるものを選びます。特に雪かきや屋外作業をする際は、防水手袋でないと手がかじかんで作業になりません。

足元については、滑り止めの付いた防水ブーツが必須。

普通のスニーカーでは雪道を歩けませんし、凍結した路面で転倒する危険があります。私は最初、軽装で外出して何度も転びそうになった経験があります笑

帽子やネックウォーマーも重要なアイテムです。頭部と首回りからの熱損失は思っている以上に大きいため、これらをしっかりと防寒することで体感温度が大きく変わります。

まとめと次回予告

適切な住宅選びと防寒対策により、北軽井沢の厳しい冬も快適に過ごすことができます。

最も重要なのは住宅の断熱性能で、これが防寒対策の基盤となります。

次回の記事では、雪との付き合い方や除雪のコツ、そして雪道運転の安全な方法について詳しくお話しします。

北軽井沢で快適に冬を過ごすための実践的な情報をお届けしますので、ぜひお読みください。

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