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田舎暮らしといえばやっぱり農業!でも何から始めたらいいの?

憧れの田舎暮らし。満員電車や営業ノルマのストレスから解放されてのんびり暮らしていきたいですよね。

田舎暮らしでのお仕事といえば、農業です。

農業人口は年々減少を続けており、農林水産省の発表によると毎年10~50万人の農業人口が減少しています。

農業人口の減少の主な要因は高齢化です。

若者が農業を始めることは、日本の農業界にとってとても大切なことです。

しかし、農業に興味があっても何から始めていいのかわからない人も多いはず。

今回は、そんな方たちのために農業を始めるために必要なことをご紹介します。

ステップ①情報収集

農業のスタートには「新規参入」「雇用就農」「農家後継」3つのパターンがあります。

新規参入とは今まで全く農業に関わったことが無い人が、経営者として独立して農業を始めることです。

雇用就農とは、農業に関わる企業(農業法人など)で働くこと。

農家後継とは、親や知人から農業を継ぐことを言います。

どのように農業をスタートさせるかによって、必要な準備が異なります。

自分がどのタイプで農業を進めていくのか決めるためにも情報収集が必要です。

また農業は、自然の中でのんびり仕事はできるイメージですが、天候や災害が収入に直接影響を与えるという側面もあります。

こうした農業のメリットとデメリットを事前に調べておくことで、実際に農業を始めた後のイメージとのミスマッチをなくすことができます。

ステップ②体験してみる

地方によっては、農業の体験ができるイベントなどを開催しています。

こうしたイベントを通して、農家として働く姿を具体的にイメージすることができます。

農業体験では、収穫体験だけではなく、毎日行っている栽培管理の体験をするのがおすすめです。

先輩農家と交流することができるので、農業を始めるにあたっての疑問点や不安なこと、農業のやりがいについて話を聞くことができます。

都道府県ごとに農業に関するホームページがあり、「●●(都道府県) 農業」と検索するとアクセスすることができます。

イベントなどの情報やその地域の農業の特色などを調べることができるのでぜひ活用してみてください。

ステップ③技術を身に着ける

農業に新規参入する場合、農業についての技術やノウハウを身につけなければなりません。

独学で学ぶのはかなり難しいので、都道府県や自治体が主催する研修制度を活用するのがおすすめです。

例えば栃木県の場合、農業大学校に通ったり、実際に生産者のもとで働いてスキルを学ぶ研修制度が用意されています。研修期間や栽培する品目、募集要件などが自治体によって異なるので事前に確認することが必要です。

農業大学校では経営についても学ぶことができ、農地確保など就農準備の支援もあります。

ご自身の将来のビジョンに合わせてどこで技術を身につけるか選択しましょう。

ステップ④農地を見つける

就農ではなく個人で農業を始める場合、農地を見つけなければなりません。

農地の確保には「購入」か「借りる」という選択肢があります。

初心者には農地を借りるほうが手間や資金面の負担が少ないのでおすすめです。

農地を探すために農地バンクという機関があります。

農地バンクは農地を貸したい人と借りたい人のために情報提供を行っています。

気になる農地を見つけたら実際に見学をしましょう。

農業の天敵は自然災害と鳥獣被害です。気になる農地がある地域の状況を事前に確認することが必要です。

また、農地の取得にはいくつか条件があります。スムーズに農地を確保できるよう情報収集を怠らないことが大切です。

ステップ⑤資金を確保する

個人で農業を始める場合、農地・倉庫・機械などの購入のために資金が必要です。

栽培する品種にもよりますが1000万以上かかることもあります。また農業で生計を立てるまでに時間がかかるので2年分程度の生活資金の貯蓄が必要です。

こうした資金を援助する仕組みとして「認定新規就農制度」というものがあります。

この制度は新しく農業を始める人が就農計画を提出し、市町村に認められると無利子の融資制度や経営開始資金の援助などを利用することができます。

この制度については農林水産省のホームページに詳しく説明がされています。必ず確認しましょう。

まとめ

今回は農業を始めるためにやるべきことについてご紹介しました。

田舎暮らしを始めると農業が身近な仕事となります。

豊かな自然の中で仕事ができるのが一番の魅力です。個人で農業を始めるためには、技術の習得や農地の確保、資金調達など入念な準備が必要となります。

初心者には難しいことも多いので、最初は雇用就農として農業に携わり、その後独立するのが現実的です。

将来のビジョンをしっかり持ち、できることから始めてみましょう。

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